不眠の改善方法〜眠れない辛さをどうしたら良いの?〜

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1日8時間眠らなきゃいけないの?

1日8時間睡眠が良いという嘘

1日8時間睡眠をとることが良いことだとたまに目にすることがあります。

1日8時間眠らなければ心身の健全な状態を維持できない、

なんていう話もあります。

これは一体どこからきているのでしょうか?

 

 

もともとはもう50年以上も前の話になりますが、

その当時の睡眠学に携わっていた人々がそう言っていただけ。

そして彼らがそう主張していた根拠としては、

当時の人々の睡眠時間の平均時間が8時間程度であったということ。

ただそれだけの話だったのです。

 

ちなみに総務省統計局のデータによると、

近年の全国平均起床時間は、6時37分、

そして全国平均就寝時間は、23時15分、

肝心の全国平均睡眠時間は、7時間31分となっています。

 

上記の睡眠学関係者の理論でいくと、

「現代の人間は7時間31分眠らなければ健康であることはできない」

と言えますね。

 

なんとも根拠の薄い話です。

 

さて、話を戻しましょう。

 

どうして今回1日8時間睡眠の嘘の話をしているかというと、

この根拠のない情報を鵜呑みにしてプレッシャーを感じて眠れないという場合が

往往にしてあるからなのです。

 

「睡眠学」などと学問としての形をとっておきながら

根拠のない情報を流布した当時の睡眠学者達にはがっかりですよね。

 

「睡眠時間」は人それぞれであるべき

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夜、ベッドや布団の中で、目を閉じてしばらく経っては時計を確認し、

「ああ、もうこんな時間だ。あと6時間しか眠れないじゃないか…。

 これでは疲れもとれないし早く寝なきゃ…。」

といったシチュエーション、身に覚えはありませんか?

 

実はこれこそが眠れない原因だったりもします。

 

睡眠を「義務」ととらえることによって、

それが自身にプレッシャーを与える結果となってしまっているのです。

 

もう少しわかりやすい例として、

学生時代に宿題を出されましたよね?

「やらなきゃなぁ」と思っていながらもなかなか着手できない。

これが「義務」となるとできない良い例ですね。

さらに親に「宿題やりなさいよ」などと言われてしまった日にはもう…

やれと言われれば言われるほどやりたくない。

これは人間の本質なので仕方がないんですけどね。

 

そんなこんなで、「8時間眠らなければ睡眠不足だ」という

無駄な思い込みから、本来は十分な睡眠時間をとっているにもかかわらず、

「8時間眠っていない自分は睡眠不足だ、不眠症なのだ」

という考えに陥ってしまいます。

 

実際、世の中には私自身そうですが、

「1日4時間眠れれば大丈夫」

と考えている人間もいるのです。

それでも翌日、体は動きます。

 

8時間眠っても睡眠の質が悪ければ、

寝不足感の残る体調不良に見舞われますし、

4時間しか寝ていなくても質の良い睡眠をとれれば

健康状態になんら問題は感じられません。

 

睡眠学者の中には、

「8時間の睡眠は2日間を合計してとれていれば問題ない」

としている学者もいるくらいで、

結局のところ個人差なのです。

 

食欲は、「食べたい時に食べたい」ですが、

睡眠欲もまた「寝たい時に寝る」、

これで良いのではないでしょうか?

 

根拠のない嘘の情報のせいで、

この基本的な欲求の満たし方を間違えてしまうことが

睡眠不足云々以前にあなたの健康を阻害する大きな原因となると思います。

 

まとめ

まずは、「眠らなければならない」という義務感を捨てることです。

 

寝たい時に寝る、それで仮に明日、少々寝不足になったとしても、

その日はいつもより早めに眠れば良いだけなのです。

 

そして、間違っても「1日8時間睡眠が健康の秘訣」

などという幻想めいた話はゴミ箱に捨ててしまってください。

 

眠れない時は、素直に眠ることを素直に諦めて本でも読みましょう。

そうすることでいずれあなたの体が本当に睡眠を欲しているのなら、

本を握りしめながら気づけば眠ってしまっていることでしょう。

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